公演・イベント概要
- 日時
- 2025年11月30日(日)16:00 開演
- 会場
- 南館 太陽ファルマテックホール(全席自由)

音楽聴く・観る共催事業劇場おすすめ
アンサンブル九条山コンサート vol.17
アンサンブル九条山2回目のスペクトル学派特集。
フランス現代音楽の旗手ジャン=リュック・エルヴェへの委嘱新作初演をお聴き逃しなく!
一般:前売り4,000円 当日4,500円
学生:前売り1,000円 当日1,500円
●9月3日(水)
友の会 web/10:00~
●9月10日(水)
友の会 窓口・ネット会員/10:00~
友の会 電話/14:00~
●9月18日(木)
一般 web 窓口/10:00~
一般 電話/14:00~
高槻城公園芸術文化劇場
072‑671‑9999(10:00~17:00)※月曜休館(祝日をのぞく)
アンサンブル九条山
090-1710-6597
E-mail:e.kujoyama@gmail.com
「公演に寄せて」
作曲家の仕事は伝統的に「音符という記号を駆使して音楽の設計図を描く」ことでした。しかし20世紀後半に現れたスペクトル楽派の作曲家たちは、さまざまな楽器の音色をテクノロジーを用いて解析することによって、記号にすぎない「音符」よりも、現象としての「音そのもの」への関心を深めていきます。耳では「ド」や「レ」など特定の高さに聞こえる楽音も、実際にはたくさんの微細な音高の集合体なのです。
音とその音色を見つめて分析し、再構成(作曲)する…まるで顕微鏡で音の内部を覗き込み、人間の知覚を拡張するようなものです。実際に存在はしているけれど、小さすぎたり高すぎたり低すぎたりして普段人間の耳では聞き取れないような音(ワンちゃんや鯨さんなら可能かも?) までも技法として取り込み活用する、音の自然にかなった作曲法といえます。空間と時間の中で自然に、自由に響き渡り、消えゆく音響現象をモデルに、音そのものから次の音を生み出し、その連鎖から音楽を紡いでいく。普段は聞こえないはずの音が鳴り響くわけですから、耳からだけでなく肌や骨、もしかしたら筋肉でも音を感じられるかもしれません。
コンサートは本拠地フランスからスペクトル楽派の現在を代表する存在とも言えるジャン=リュック・エルヴェ氏を迎え、作曲家のお話を交えて進められます。作曲家たちが目指す音響空間の「今」をぜひお楽しみください。
・未就学児の入場はご遠慮ください。
・車椅子席/補助犬の同伴をご希望の方は、アンサンブル九条山へお問合せください。
・チケット完売の場合、当日券は販売しません。